デグーとハムスターは全く別の生き物。飼育の違いをまとめちゃうぞ

ソフィ
ソフィ
以前知り合いにデグーを”大きなハムスターだね”って言われたんだ。確かにデグーって大きなハムスターって言う感じがするんだけど、ホントのところどう違うの?

 

ペットショップへデグーを見に行くと、たいてい小動物コーナーにいますからハムスターとも一緒にいますね。

大きさ的にもハムスターはデグーと比べて一回りほど小さな生き物という印象ですから、デグーを購入するとなるとハムスターと悩む人もいるでしょう。

僕自身はもともとハムスターを飼育していたこともあり、その延長のような思いでデグーを購入したこともあり、最初はデグーとハムスターの違いに戸惑った部分もあります。

 

というわけで今回はハムスターとデグーの違いをお話していきます。

・ハムスターは何でも食べる雑食の生き物

・デグーは草ばっかり食べる草食の生き物

・デグーとハムスターの違いは

 

ハムスターは何でも食べる雑食性

 

この投稿をInstagramで見る

 

こむ(@goma_komu)がシェアした投稿

デグーとハムスターの違いをお話していく上で、それぞれの生態を知らないと比べにくいですね。

ではまず、ハムスターについてかんたんにご紹介していきます。

 

ハムスターの種類

実はハムスターと一口でまとめても、実は何種類ものハムスターがいます。

体格が大きく、比較的のんびりな性格のゴールデンハムスター。小柄な体と活発な動きが特徴的なジャンガリアンハムスター。ジャンガリアンハムスターより更に小柄で、目にも留まらぬ速さで動き回るロボロフスキーハムスターなど、有名所なハムスターだけでも3種類。

その他にも多くの種類が存在しています。

 

さらにそれぞれ毛色にも特徴があり、それも含めると数え切れないほどのハムスターがいます。

生体価格も比較的安いですので、ペットを飼ってみたいという人の間口を広めるペットといえます。

 

ここでは代表として、デグーと比較的体格の近いゴールデンハムスターを例に上げて紹介していきます。

 

砂漠地帯で基本単独行動性

ハムスターの生息地は砂地の多い砂漠のような地域で、毎日餌を求めながら広大な面積を移動しています。

そのため平面移動は素早いですが、上下の移動はあまり得意ではありません。

ケージの中で脱走しようとして天井の網にぶら下がっていたりなど、間抜けな姿がとても愛らしい動物です。

 

そんなハムスターですから外敵も非常に多いので、敵の少ない夜中に活動する夜行性です。

 

実はその可愛らしい見た目とは裏腹に、縄張り意識が非常に強いため基本的に複数飼育はできません。

稀に生まれたときからずっと一緒に暮らしていて、ほとんど喧嘩がないという場合もありますが(ペットショップなどではそうですね)、一度でも別のケージで生活をしたりすると、ほぼ復縁は不可能と考えて良いでしょう。

 

鳴き声に関してはジャンガリアンハムスターなどは不快なときにけっこう鳴き声を上げることがあります。ゴールデンハムスターはほぼ鳴きませんが、声を出して鳴くときは自分の生命が危機にひんしていると判断したときが多いので、ほぼ鳴き声は聞かない事が多いでしょう。

 

ハムスターは雑食性

ハムスターは草食性に近い雑食性の生き物です。頬袋と言われるハムスター特有の器官を持っており、より多くの餌をかき集めて安心できるところに溜め込む習性があります。

 

もともと食べ物の少ない地域で生活しているものですから、虫から草まで何でも食べるようになったと言われてます。

とはいえかなり草食性に近い雑食ですから、無理に虫などを上げる必要ありません。

 

ただミルワームやコオロギなどといった虫をあげたときのハムスターの動きは、普段見ているおっとりしたハムスターからは想像できないほどの俊敏な動きを見せてくれます。

 

寿命は2~3年

ハムスターの残念なポイントとして、寿命の短さがあります。

1年経ってやっとハムスターの生活に慣れたと思ったらすでに老齢に差し掛かっており、どれだけ長生きしても3年ほどです。

 

僕も知識が生半可で飼育環境が万全でなかったとはいえど、3年まで生きたハムスターは数えるほどしかいませんでした。

 

ハムスターの可愛さをご紹介

言葉だけでは使えきれないハムスターの魅力をツイッター上から少しご紹介していきましょう。

 

 

とぼけた顔をしながら回し車を反対に回しているキンクマ(ゴールデンハムスターの毛色違いです。)

楽しいとも必死とも取れる表情がとても可愛らしいですね。

 


ゴールデンハムスターより一回り小さいジャンガリアンハムスターです。

警戒心が強いのでなかなか慣れさせるのは大変ですが、うまく仲良くなるとこんな姿を見ることもできます。

 

デグーは草ばかり食べる草食性

 

この投稿をInstagramで見る

 

@orange5soraがシェアした投稿

ハムスターは意外に大食漢ないきものだということがおわかりいただけましたね。

では次にデグーについてかんたんにご説明していきます。

 

デグーは色の違いが多い

デグーはハムスターと違い、品種の違いはほぼありません。その代わり最近はハムスターのようにカラフルなデグーが増えてきました。

 

基本はアグーチと呼ばれる茶色ですが、淡い色のブルーやイエロー、最近ではデグーの人気の伸びもあってかブラックやホワイトと言った変わり職も増えてきています。

その他にも基本色に白い毛色が混ざったパイドカラーもいるなど毛色は多く、アグーチの茶色がどうしても苦手だという人にも抵抗なく受け入れられるでしょう。

 

山岳地帯で集団行動性

デグーの生息域は岩場などの多い山岳地帯で集団になって住んでいます。

そのため脚力が強く活発ですし、リスなどのように人の服を軽々とよじ登ってくるなど、その見た目からは想像できないほどの俊敏性を見せます。

 

デグーは日中に活動し、夜はぐっすり寝ています。

 

そして基本的には集団行動をする生き物なので複数飼育も比較的しやすく、人間にもなつきやすい傾向があります。

鳴き声で仲間に注意を促したり、時には求愛をするなどコミュニケーション力も高く、その特徴的な鳴き声から、アンデスの歌うネズミと呼ばれる程です。

 

デグーは草食性

デグーはハムスターと違い草食性で、牧草や野菜などを食べて生活しています。そのためハムスターというよりはうさぎやモルモットと同じような食生活です。

ですからハムスター用の餌をデグーに上げても食べませんし、もし食べてしまうと体調を崩してしまいますから絶対にあげないようにしてください。

 

ちなみにハムスターのような頬袋は持ち合わせていません。

 

寿命は5~8年

デグーの寿命はその小柄な体格とは裏腹に長く、5~8年と言われています。

デグーよりも体格の大きなフェレットやうさぎとほぼ変わらないほどの寿命をもっており、歳とともに俊敏性や感覚が衰えてきます。

そんな老後の期間が長いので、そのステージに合わせた飼育環境などが必要となります。

デグーの野生の生体については「デグーの大きさはどれくらい?餌はなにを食べるの?寿命は?野生の生態に迫ってみる!」にて詳しくお話しています。

 

デグーの可愛い魅力

ではこちらも実際のデグーを見て可愛さを堪能してみてください。

 

 

デグーは頭が良く、道具が使えるネズミとしても知られています。

こんな風に紐を手で器用に引っ張ることができるなど、まるでネズミとは思えない行動を見せてくれます。

 

 

まるで人間の子供のように、器用に座ってお食事しています。

デグーの行動はとても不思議で、長く飼っていてデグーの飼育に慣れてる方でも思いがけない行動を見せてくれることが多いです。

 

デグーとハムスターの違いは

デグーとハムスターは、見た目はなんとなく似通っていても、性質が全く違う生き物だということがおわかりいただけたと思います。

ではデグーとハムスターの飼育について、違いをお話していきます。

 

ケージ環境が違う

まずデグーは岩場や草原を飛び回って生息していることもあり、活動量がすごいです。縦横無尽に動きますから、できるだけ大きなケージがよいでしょう。

その他にも飛び乗って移動できるようなステージや牧草のフィーダーなど、デグーならではの用品も多いです。

デグーに必要なものは「デグー飼育に必要なケージや餌など10選!これを見ておけば必要なもの揃います。」にて別途まとめてあります。

 

それに対してハムスターは基本的に横移動がメインですから、幅の広いケージがおすすめです。そして生息地も砂場ですから、水槽などの容器に土で飼育してあげると、ハムスター本来の魅力が楽しめるでしょう。

 

そしてハムスターの場合気をつけなくてはならないのが、必ず単独飼育をすることです。

 

彼らは体の割に非常に広い縄張りを主張しますから、広いケージだからといって複数飼育をしても喧嘩をしますし、最悪殺し合いにも発展しますから、絶対にやめましょう。

 

食べる餌が違います

デグーは完全草食性の生き物です。そのためペレットだけではなく、牧草もしっかり食べて貰う必要があります。

おやつも乾燥フルーツなどを上げると喜ぶでしょう。

ただし栄養価の高くない生活をしていたデグーにとって、果物は糖質が多すぎます。糖尿病などになる可能性もありますから、与える量はしっかり制限してください。

 

ハムスターは雑食性の生き物で、わりとペレットだけでも十分生活できます。

こちらも乾燥フルーツやたまには栄養を添加したミルワームなどをあげても喜びます。

 

ハムスターは主に観賞用、デグーはかまってちゃん

ハムスターとデグーの飼育法の違いばかりあげてきましたが、ハムスターとデグーの飼育の違いで大きいのは懐きやすいかどうか、が大きいでしょう。

 

デグーの場合は集団行動を取るという習性もあり、仲間だと認識してもらうと非常に仲良くなれます。

家に帰ってくればケージの前で待っていたり、名前を呼べば反応したりと犬や猫のようなコミュニケーションがとれるので、つながりを楽しみたいという人にはデグーが良いでしょう。

デグーの飼育法については「デグーがベタベタに懐く!うちに迎えてからの飼い方実践編!」にてまとめてあります。

 

ハムスターもゴールデンハムスターなら手に乗ってくるなど多少はコミュニケーションが取れますが、それ以外のハムスターはほぼ無理です。

もともと単独行動が好ましいハムスターですから、いくら慣れさせたところで害のない存在というのが目いっぱいです。

基本的に観賞用として眺めて楽しむペットだと心得ましょう。

 

ペットの習性に合わせた選択をしよう

ハムスターとデグー。どちらかがペットとして優れているということはありません。

普段の忙しい日常を、おどけた顔で癒してくれるハムスター。

小さい体ながらも全力で触れ合ってくるデグー。

 

もちろん必ずこちらの思ったとおりになる事はありませんが、ご自身がどのような飼育環境と目的でペットを迎えられるかを吟味して、最良の選択をしてください。

 

ではよよいペットライフを!