ふとんぐらいでいい?
どうも、中の人シンジです。
デグーのまゆぞうとともに生活をするようになってはや6年。
幾度となく北陸の寒い冬を乗り越えてきましたが、まゆぞうは今日も元気です。
彼の地北陸の冬は雪もちらつき、人間もつらいですが体の小さな動物たちはもっとつらいです。
そんなまゆぞうや動物たちとともに過ごしてきた冬の対策を、ここではお話していこうと思います。
Contents
デグーは全然寒さに強くないです!
デグーは標高が高く、乾燥した地域に住んでいるため寒さに強い印象があります。
しかし実は全然寒さに強いわけではありません。
快適な環境は人間とほぼ変わらず、以下のような条件が好ましいと言われています。
気温23~28℃
湿度40~60%
こんな環境を好むデグーですから、当然10℃を下回ったり氷点下になるような環境というのはデグーにとっては過酷な環境です。
5月ぐらいの気温も10℃前後で暖房もいらない割と快適な時期でも、うちのまゆぞうは朝晩ヒーターに寄り添う姿が見られます。
ですから、デグーは寒さに強いという思い込みは捨ててください。
デグーの防寒対策はヒーター、こたつ、場所の3点セット
デグーは、実は寒さに弱い生き物だということがおわかりいただけたでしょうか。
ではそんなデグーの寒さ対策についてお話していきます。
場所
まず最初に大事なのが場所です。
ケージの置く高さを、人間の腰と同じぐらいの高さの70cm位を目安におきましょう。
冷たい空気は下に溜まりやすい性質があります。
エアコンなどで部屋を温めていても、なぜか足元だけ寒いことってありますよね。
床にケージを直起きするということは、デグーのケージ周りは冷気のたまり場になっているわけです。
どんどん寒くなっていくので、冬は特に良くありません。
70cmぐらいの高さといえば人の腰ぐらい、座ったときの胸ぐらいの高さになります。
このあたりは人間が快適に感じやすい温度帯になっていますから、アルミラックなどを使ってその高さに合わせて、ケージを床に直おきすることは避けましょう。
熱源
次は熱源を用意します。
熱源と言えばデグー、というか動物全般にペットヒーターは必須です。
家ではこの2つのヒーターを組み合わせて使っています。
・石油ストーブのように空気を温めるひよこ電球
W数によって上昇温度が違います。
デグー部屋の気温などに合わせて、出力を選んでください。
そしてもう一つがこちら。
・パネルヒーター
人間で言うホットカーペットみたいなものですね。
直に触れて温まります。
これらを使うときに気をつけてほしいのが、ちゃんと逃げ場を作ることです。
いくら温かいストーブも、熱くなり過ぎて逃げ場がないと苦しいですよね。
ペットヒーターも触れ続ければ低温やけどの心配もありますから、ちゃんと熱源から離れられるスペースを作ることも重要です。
こたつ状態
そして熱を逃さない工夫もしましょう。
初詣のとき。
駐車場で誘導している人の近くにストーブが置いてあったりします。
一見暖かそうなストーブですが、そばにいる人は大きなブルゾンを羽織りながらも寒そうに誘導していますよね。
冬場に外でいくら高出力のストーブを持ってしても熱は大気中に放出されてしまい火の近くにいないと寒いです。
それと同じでせっかくヒーターを設置しても、デグーの飼育で主流となっている金網ケージだと熱は放出されてしまいます。
ではどうすればよいかというと、こたつのようにケージ全体をタオルなどで包んであげるのです。
こたつって温かいですよね。
こたつは熱源を中において、周りを布団で覆うことで熱を逃さず温かい空間を作っています。
それと同じように、デグーのケージをいらないタオルや毛布などで包んであげると、熱が逃げにくく温かいです。
エアコンや暖房ができない場合の対策はこたつ状態!
デグーの防寒対策3点をお話しました。
ただ寒い時期にエアコンであればつけっぱなしでも問題ありませんが、ファンヒーターやストーブを使っている人は就寝時や外出時につけっぱなしにしておくことはできません。
そういう場合は先程の3点セットであるペットヒーターを付けてケージに布団をかけておけば保温状態になります。
この状態でうちのデグーは快適に過ごしていて元気に過ごしていました。
ですので、就寝時などはこたつ状態にしておきましょう。
うちのまゆぞうはエアコンを付けていてもペットヒーターがついてないとなんだか寒そうにしていますので、デグーによっては保温電球をエアコンの有無を問わずつけておいたほうが良い場合もあります。
デグーハウスや布団なども活用しよう
エアコンやペットヒーターなど、デグーが冬を快適に過ごす環境づくりをご紹介しました。
これらの防寒対策を更に補ってくれるのが、原始的な方法で役立つデグーハウスや布団です。
寒い日って温かい布団から、本当に出たくありません。
それと同じ状況を作ってあげればよいのです。
デグーハウスならばデグーが勝手に牧草を持ち込んで温まりますし、寝袋やハンモックならば普通に潜り込んで温まります。
そこにパネルヒーターと併用して快適な状態を作ってあげてください。
ちなみにデグーハウスについては「デグーの生活に密着するデグーハウス!おすすめのデグーハウスをご紹介。」
冬場に活躍するデグーの布団は「デグーの布団や寝袋は飼い主にも良い事満載。でも必ず気をつけてほしいこと。」
こちらで詳しくまとめてあります。
飼い主さんの冬対策の実態
では実際にデグーの飼い主さんが、どんな防寒対策をしているのか。ツイッター上からいくつかご紹介していきます。
そろそろ冬の準備するかぁー
我が家は基本エアコンで常に調整されてるから
寒くはないはずだけど
あったかい場所があったら集まるからなぁ
すきだよねぇ…あったかい場所💧
今年もデグ団子を拝むとしますかぁー♪#デグー pic.twitter.com/bOM6gkZRKm— デグー@ぽんちょ (@aki08300) October 25, 2019
デグーの冬対策の一番は複数飼育かもしれません。
デグーが群れあってあたたまる姿はとても癒やされます。
まるでデグーの団子のようです。
ダイソーで冬用の、腕を入れるタイプの昼寝枕が売ってたので、もしかしてデグーさんが寝てくれるのでは・・・?と思って買ってみたので動画をアップしました。チャンネル登録していただけると励みになります・・・!(∩´∀`)∩では、おやすみなさい・・・。https://t.co/di4X79jzj6 pic.twitter.com/n2bI7oCgbm
— プチパン@デグーdegu垢 (@degu_puchipan) September 19, 2019
モコッとした素材であればデグー専用のものでなくても十分に暖を取ることは可能です。
100均にあるようなグッズをうまく活用して、デグーの冬対策にいかしていますね。
ララちゃん(デグー)のケージに
「防寒・飛び散り防止カバー」をかけ、その上に「おやすみカバー」をかけてみた。
これで冬の防寒対策はバッチリかな。
⇒https://t.co/KIyZrkknYw#防寒カバー #飛び散り防止カバー pic.twitter.com/KCfJjWplBr
— なおたんのペットグッズ@カレンダーモデル募集中 (@naotan_goods) October 7, 2019
デグーケージをこたつ状態にするのにタオルや毛布をご紹介しましたが、こんなオーダーメイド用品もあるようです。
自分で作るのが面倒、タオルより見た目のよいものがほしいという人は、こちらの方を参考にしてみるとよいでしょう。
今回はデグーの冬対策をご紹介しました。
設置場所、ヒーター、こたつをキーワードに、デグーにとって快適な環境を作ってあげてくださいね。
デグーが夏を快適に過ごすための対策!もちろん冷やすだけでは駄目です