デグーは運動量が多いから大きなケージが良いっていうのはよく聞くよね。
でもでかいケージって言っても金網で出来てるケージやアクリル板のケージとかいろいろあるから迷う。
どんなケージがデグーにとって丁度いいんだろう?
どうも、プロテインが朝ごはんの中の人シンジです。
デグーといえばあのずんぐりした体型とひょうきんな顔が特徴的な生き物で、ぼくもすでに10年以上の付き合いがありますが、今でもあの顔を見ていると癒やされます。
そんなデグーですが見た目とは裏腹に運動量が多く、飛び回って移動するため広さと高さがあるケージが必要です。
ただどんなケージにすればいいかと調べてみると、飼い主さんによってそれぞれ違ってどれが飼いやすくて快適なのか迷います。
そこで、デグーにとっておすすめのケージや実際の飼い主さんはどんな風に飼育しているかを、ここではご紹介していきます。
Contents
デグーにとって良いケージの条件とは
デグーを飼育するのに必ず必要なのがデグーのおうちであるケージ。
ケージと一言にいっても、非常に沢山の種類があります。
- 金網でできたものからアクリルでできたもの
- ガラスで作られたもの
- 木製フレームと金網でできたもの
それでも抑えておきたいポイントは一緒です。
ポイント
・ある程度広さのあるケージ
・上下運動できる高さのあるケージ
・網目の細かいケージ
・出入り口を施錠できるケージ
デグーにとって住みやすい環境をチェックしていきましょう。
ある程度広さのあるケージ
デグーの運動量を考えると広さのあるケージは必須です。
デグーはもともと岩場のようなところを飛び回りながら、広大な地面を移動して生活しています。
ですからあまりにも狭いケージでは運動不足になってしまうのです。
いくら回し車とか色々あっても、狭くて行動が制限されると嫌になりますよ。
定期的に部屋の中を散歩させてあげるのも有効な手段ですが広さのあるケージにして普段から運動できるような環境にしてあげましょう。
上下運動できる高さのあるケージ
上下運動ができる環境もあったほうが良いです。
デグーは見た感じズングリしていますが、その俊敏性はハムスターのそれとは比べ物にならない動きです。
自分の身長よりも高い場所へジャンプで飛び乗りますし、ステージからステージへポンポンと飛び乗って動き回ります。
ハムスターというよりもシマリスのような動きを想像しておくと、デグーにとってどんな要素がケージにとって重要なことかがおわかりいただけるでしょう。
網目の細かいケージ
デグーは大きな体をしているのでうさぎ用のケージでも育てることができそうですが、あまりにも網目が荒いと、脱出されてしまいます。
動物全般に言えることですが、彼らは頭さえ通ってしまえばかんたんに脱出できてしまいます。
更に力も非常に強いですから「こんなの絶対無理だろう」っていう部分も抜けていくこともあります。
脱出されるだけであればまだなんとかなりますが、万が一頭だけが引っかかった状態になってしまうと目も当てられません。
網目に関しては最新の注意を払ってください。
出入り口を施錠できるケージ
かんたんに入口を開けられない工夫というのも大事です。
デグーは非常に力が強く、さらに頭も良い生き物です。
脱出の方法を覚えるだけでなく、安易な方法で施錠しているとデグーに見破られてしまいます。
バネの強いカラビナを使うなど、必ず絶対に脱出できないという出入り口を作りましょう。
デグーにとっておすすめのケージ
デグーがケージに求める4つの条件をお話していきました。
そんなデグーの飼育ケージですが、よく使われているのが下記の2つ。
ポイント
・金網タイプのもの
・ガラスなどで覆われている水槽タイプのもの
大まかに分けてみましたが、デグーが飼育できそうなケージはたくさんあります。
ではおすすめのケージを、金網タイプと水槽タイプ別でご紹介していきます。
金網型のケージ
金網型のケージはデグーだけでなくハムスターやうさぎなど、小動物の飼育によく使われています。
メリットとしては以下の4点です。
ポイント
・価格が水槽タイプのものに比べて安い
・風通しがよく衛生的
・飼育用品に関しても金網前提で作られているものが多いので拡張性が高い
・比較的掃除などメンテナンスもしやすい
簡単に言うととても使いやすいケージです。
逆にデメリットは以下の4点。
注意ポイント
・げっ歯類の性なのかほぼ100%金網をかじる
・かじる音が部屋の中ですごく響くので騒音が気になる
・金網かじり過ぎで歯のかみ合わせが悪くなる子がいる
・金網タイプの場合はうんこや牧草がケージの周りに飛び散る
デグーは非常に散らかしますから頻繁な掃除が必要となったり、デグー自身にも悪影響が出る場合があるなど、悩ましい問題もあります。
そんな金網ケージでおすすめできるものをご紹介します。
SANKO イージーホームハイ40
デグーまめちゃんを今までイージーホーム37ハイで飼ってたけど、三晃商会のホームページで、37対象はリスとフクモモだけで、デグーは40からのサイズに適応となっていたので、40ハイのケージに引っ越ししました。
ほとんど広さ変わらないけど……
気持ちの問題(笑) pic.twitter.com/3gtTaa1ZGG— ちー (@pokkuri46) February 15, 2019
スタンダードな金網タイプのケージです。
デグーに必要な高さも十分にありますし、用品の設置などもしやすくデグーの成長を長く見守ることができます。
脱出ができないように出入り口のカラビナがありますし、床が金網タイプで引き出しのように引き出せる設計なので日常の小屋掃除も手軽で便利で、デグーの飼育にとって不便はほぼないでしょう。
このサイズであれば、一匹のデグーを飼育するという人にぴったりです。
うちのまゆぞうもこのタイプの旧型を使っています。
SANKO イージーホームロー80
こうしてみるとイージーホーム80ハイは相当デカイ#デグー#イージーホーム pic.twitter.com/qnPFjTnDMn
— デグーのチコ (@chiko0211__) April 16, 2020
先程のケージの幅広タイプです。
イージーホーム40のちょうど2倍ぐらいの容量で、デグーものびのびと飛び回れる大きさのケージです。
予算や部屋の広さに余力がある場合はこちらのケージを選ぶのも良いでしょう。
引き出しトレーが2つになっていますから、工夫次第で左右に分けて40サイズとほぼ同じように日常の掃除ができます。
もし2、3匹の多頭飼育を検討している方は、こちらのサイズを選びましょう。
水槽タイプのケージ
水槽タイプのケージはもともと爬虫類の飼育が多かったですが、最近ではハムスターの飼育にも使われるなど、体の小さな小動物に最適化されて見直されているケージです。
メリットとしては以下の3点です。
ポイント
・透明ですから写真を撮るときに非常に便利
・金網のようにかじられる心配がない
・ケージの周りが汚れにくいので助かる
インスタ映えに最適ですね!
それにいかにも動物がいるという感じではないので、インテリアとしても高級感を感じさせます。
デメリットとしては5点あります。
注意ポイント
・空気の循環が金網タイプに比べて少ないので熱がこもりがち
・ニオイが中で充満しやすくデグー独特の匂いで酔いそう
・基本的に水槽タイプは横に広いので上下運動をさせるには工夫が必要
・水槽タイプの用品は少ないので、デグー用品の設置は容易ではない
・金網タイプに比べて価格が高いので手を出しにくい
とてもきれいな反面、用品の設置や管理が大変そうな印象です。
GEX グラスハーモニー600
大きくなるまで当分こっちで( ̄▽ ̄)#デグー#グラスハーモニー pic.twitter.com/MhAyy8IEQS
— アルゴ@爬虫類垢 (@algo2652) July 9, 2018
デグーの動きや表情がきれいに見える、清潔感あふれる水槽タイプのケージです。
高さはありませんが、ケージの幅が広いのが良いところです。
ケージ内のレイアウト次第では岩場や木材を入れることで、野生の環境を再現するようなアクアリウムのような楽しみもできます。
もともと小動物を飼育すること考えて設計されていることもあって、回し車の設置や通気性を考慮するなど、水槽タイプのデメリットと言われていた部分はかなり解消されています。
ただ1つ気になるのが、床面がプラスチックなのでデグーの場合容易に破壊して脱出していくことが想像できます。
ある程度は破壊されるであろう覚悟と脱出されたときの対策をとっておいたほうが、良いかもしれません。
SANKO パンテオンホワイト6035
パンテオン組み立て完了❣️@suzuran1225 さんの組み立てを参考に100均で購入❗️フチのよく齧られる所は傘をうまくニッパーで切れなかった為に諦めてホームセンターで3mmのアルミパイプを購入w(パイプ写真はネットから拝借)これをフチにつけるのがすっごく大変だった💦やっぱり傘のほうがいいかもしれない pic.twitter.com/4eThOwd02Y
— デグー🐭ピノ&まる (@p_inomaru) June 21, 2020
こちらは全面ガラス張りの高級感あふれるケージです。
高さや幅などは先程のケージと変わりませんが、全面的にガラスを使い支柱には金属を使っていますから頑丈さに置いてはこちらのほうが安心です。
メッシュを使って通気性も考慮するなど、デグーのきつい匂いがこもるリスクもかなり軽減されています。
ただ爬虫類の飼育を前提としたケージということもあり小動物用の用品は設置しにくいかもしれません。
デグー用品を買うときはしっかりと選定が必要です。
デグーの飼い主さんはこんなケージを使っています
ここまでデグーの飼育に必要な環境やおすすめのケージをご紹介してきました。
では飼い主さんたちが作る、実際の飼育環境を見ていきましょう。
水槽タイプ
背中が真菌ではげちゃびんのデグー、より清潔に保つために120水槽に飼育環境を変更!
二種類の回し車を回しまくって運動してるから太りはしないかな?
ちな下の水槽はマングローブモニターのねしょんくん。#デグー pic.twitter.com/gsaIAegFmf— しい@爬虫類垢 (@5ee5aw) February 4, 2020
水槽タイプだとこんなふとした瞬間を”パシャっ”と収められるのが魅力です。
金網のケージの場合はどうしても柵がじゃまになりやすく、良いアングルを考えているうちにどっかへ行ってしまいます。
横に広いと、見た目にも広々としてていいですね。
衣装ケース
ブー助が張り切って壁をガジガジしていて、脱走されるのも目前。鈴さんのお腹も大分大きくなってきたし、産箱作って。
どうやら、気に入ってくれたみたい。#デグー #新居 #手作りケージ pic.twitter.com/lZChCYvYWF— 伽羅。 (@capila2625) July 27, 2017
なんと衣装ケースを改良してデグー専用のケージを作っている人もいます。
金網の設置などで通気性の問題も改善されていますし広さも十分にありますね。
デグーにとっても非常に快適な空間となっていることでしょう。
バーベキュー用の金網や網の作など100均でも用意できそうな用品もありますから、工夫次第ではとても低コストにお家が作れそうです。
マンションタイプ
半年ぶりに
デグー小屋を解体清掃!丸一日かかった…_:(´ཀ`」 ∠):
今回のコンセプトは
飛ばずに移動できる配置。足場洗えてる分だけ突っ込んだ。
残りは後日足そう。 pic.twitter.com/pfP1yB1vfl— 🐭まこ🐭@チンチラ/デグー/ハムスター/ヤマネ (@mako_nezumi) December 21, 2018
4階建て大型ケージですね。
デグーにとって縦移動も横移動も余裕ですし、なんなら各階に分けてデグーマンションを作ることもできそうです。
3匹以上の飼育を考えている人には、十分な広さを確保できますし良いかもしれません。
プラスチックダンボールのサークル
サークル超えられないマン#デグー#1ヶ月半でこの跳躍力#サークルの寿命・・・ pic.twitter.com/ki8X7iWmzw
— ことみ@デグー (@koro_deguuu) May 13, 2017
ケージとはちょっと違いますが、散歩用のサークルもあります。
デグーは本来運動量がすごい生き物ですから、ケージから定期的に出して遊ばせてあげたほうが良いです。
ただ彼らも興味のあるものはまずかじってみるという習性があり、ドアやリモコンはもちろんのこと、財布やコンセントなど身の危険も顧みずとりあえずかじります。
こういった事故から彼らを守るためにも、外に出す場合は安全なサークルを用意するなど対策を考えておくと良いでしょう。
飼い主の負担とデグーの快適さのバランスを取りましょう。
ここまでいろいろな市販のケージや手作りのケージなどをご紹介してきました。
飼い主さんはそれぞれ様々な工夫をしながらデグーの飼育を楽しんでいますが必ずしもこれがあなたにとっての正解というわけではありません。
それぞれのケージに一長一短があり、デグーにとっても快適の度合いが違います。
それと同時に飼い主さんのライフスタイルや掃除による負担なども少なからず出てくるでしょう。
いくらデグーにとってこれが抜群の環境だと思っても飼い主さんの負担が大きすぎて日常に負荷がかかりすぎて、結果的に世話が満足にできなくなっては本末転倒です。
デグーのライフスタイルと飼い主さんのライフスタイルのバランスを取って、ちょうどよい妥協点を探して、より良い環境づくりを目指しましょう。
【必見】デグーのケージの置き場所は、デグーの命に関わります。
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