前歯もでかいし懐かなくて噛みつかれてばっかりだったら本当に怖い。
なんとかしてデグーが懐く方法を教えてほしい!
どうも、中の人のシンジです。
ツイッターやインスタなどSNSで大活躍のデグー。
可愛さ余って実際おうちに連れてきたはいいものの、ちょっと大きめの体に鋭い前歯は噛まれたらひとたまりもないような雰囲気。
でもせっかく一緒に暮らすならSNSでみるようなベタベタに懐いてもらいたい。
そこでデグー歴15年の僕が、ベタベタになつくまでに育てているその飼育についてお話します。
Contents
デグーのライフサイクルに合わせる
人間の都合で家につれてくるわけですからできるだけデグーのライフサイクルに合わせましょう。
デグーは昼行性ですから、昼間に活動する生き物なのでそんなに難しいこともないと思います。
朝起きて飯食って、走り回って昼寝して夕方起きて飯食って、走り回って就寝なので夜は結構おとなしい。
なので夜はできるだけ早めに暗くしてあげましょう。
という感じで、一般的な生活を営んでいる人なら何ら支障なく合わせられます。
ちなみに餌は朝晩2回、朝ごはんついでに水も交換してあげます。
あとは勝手に遊んだりおとなしくしてたり昼寝したり、飯食ったりしてるので放っておきましょう。
デグーの生体に関してはこちらの「デグーの大きさはどれくらい?餌はなにを食べるの?寿命は?野生の生態に迫ってみる!」にまとめてあります。
うちに迎えてから
デグーは小動物で狙われる側の動物ですから、基本的には臆病だと思ってください。
どんな生き物でもそうですが、急激な環境変化は強いストレスになります。
今まで住んでいたペットショップとは音も光も臭いも違う、そんなところに急に来て警戒しないわけがありません。
なのでまずは環境を整えたあとは、そっとしておいてあげましょう。
デグー飼育に必要なケージや餌10選!これで飼育に必要なもの揃います
この段階でなかなか懐いてくれないと焦る必要は全くありません。
デグーは集団行動の動物ですから、そのうちいやでも人間に興味を持ちます。
ちなみに最初の1週間から2週間程度は小屋の掃除も控えめにして、餌と水の取り替えだけにしましょう。
できればタオルか何かをかけて暗くしてあげるのも良いです。
小動物は暗いほうが落ち着きますし、それに温度変化も少なくなるので一石二鳥です。
来たばかりの頃のまゆぞう。タオルを掛けてあります。
10日ほど経過したら
そろそろ人間との空間の生活にもおちつき、ついでに小屋の汚れもひどくなってきているはずです。
では、掃除をしてみましょう。
小屋の掃除をするときは、ケージとは別のプラケースなどにデグーは移動してもらって、おやつなんかをあげて待っててもらいます。
これは”この小屋に入るとご褒美がもらえる”的な発想です。
何事も楽しく行きましょう。
後は古い敷物を取り替えたり拭き掃除をして、掃除が終わったら新しいチモシーを敷いて餌を少量入れて、デグーを戻します。
デグーは新しいチモシーと餌に大喜びします。
ちなみに洗剤などを使ってキレイにしすぎるのはやめましょう。
デグー自身の匂いがほとんどなくなり、不安というかストレスとなります。
小さい頃、お母さんに自分の部屋を勝手に掃除されたら嫌でしたよね。
それと同じで、人に見られたくないものほどそんなときは表に出ているものです。
それに毎度そんなことしてたら人間のほうがだるくなって、掃除が面倒になっては本末転倒です。
臭いが気になってどうしようもないときにきっちり掃除してあげましょう。
ちなみにデグーのニオイのほとんどはおしっこによるものです。
デグーはトイレをしつけることはほぼできないので、デグーのニオイが気になる場合はまめに床材を掃除してあげるしかありません。
デグーのトイレのしつけに関してはこちらの「デグーはトイレを覚えるのか!?果たして。。。」にまとめてあります。
スキンシップを始めよう
デグーはそろそろ外界に興味を持ち始めます。
ケージをガリガリやって、外にださんかい!(゚Д゚)ゴルァ!!とやり始めますが、そうなってきたらこっちのもの。
おやつを手渡しして、コミュニケーションを取りましょう。
そのおやつもわざわざ買ってくる必要もなく、ペレットで十分です。
餌の時間に手渡しでご飯を上げるだけでイイのです。
最初は受け取らないとかもしれませんが、辛抱強く何日か続けるとそのうち受け取るようになります。
そして気がつけば手のひらにのり、手のひらから肩の上。
そう、ここまでくると肩乗りデグーの完成です。
名前をつけてあるなら名前も呼んであげましょう。
ご飯だよ~とか、まゆぞ~とか、いっぱい話しかけてあげて下さい。
そうするとうちのまゆぞーみたいにおしゃべりになります。
デグーの鳴き声に関してはこちらの「デグーの鳴き声は大きく分けて6種類。その意味を知って円滑なコミュニケーション。」にまとめてあります。
大事なのはとにかく焦らないこと。
僕も焦らしプレイは苦手なので、とてもめんどくさかったですが耐えました。
ちなみにデグーはいい人のことはすぐに忘れますが、嫌なことをされるとずっと根に持つそうです。
なので第一印象が悪いと最悪です。
一生なつかない可能性もありますので最初の導入時期は慎重に、時間をかけてデグーのペースに合わせましょう。
ほぼほぼ慣れてくれるはずです。
どうしても生き物なので例外はあるかもしれませんが、その時はその時です。
気長に行きましょう。
まゆぞーもなれるまでには非常に時間がかかりました。
重要なのは2つ
- 話しかけてあげる。
- 餌を手渡しであげる。
この2つで確実に慣れてくれます。
後は適当に散歩させてあげたりデグー専用の広場を作ってあげて遊ばせてあげたりなど、アイディアは無限大です。
そしてなついたデグーは撫でるとすごく気持ちよさそうな顔をします。
きもちえぇ~。
ちなみにデグーの天敵は猛禽類(鷹やらハヤブサやら)らしく、背中からの鷲掴みにすごく敏感に反応します。
てゆーか断末魔のような声を出して嫌がりますから、嫌われたくないなら絶対にやめましょう。
デグーに嫌われてる?と思ったらこちらの「デグーに触ると逃げられる。嫌われているのではないかと悩む人へ。」を参考にしてください。
ある程度なついてきたら
デグーは集団で群れる生き物です。
非常に寂しがり屋なので必ず1日に1,2回はスキンシップを取りましょう。
でないと、デグーは孤独がまたストレスになってしまいます。
めんどくさいと感じることもあるかもしれませんが、それがデグーっていう生き物です。
遊んであげて下さい。
ひまだし、遊んで。
デグーは癒やしのパートナー
こうやってスキンシップを取っていくととても楽しい生活のパートナーとなります。
近くに行くとピヨピヨ言い出し、出口に手を出すと乗ってきてそのまま肩まで駆け上がってくる。
なでてあげると気持ちよさそうな顔をする。
そしておっさんみたいな寝方をする。
バーン!
嫌なことを忘れさせてくれるとても面白い仲間です。
デグーを迎える方、ぜひベタ慣れデグーに挑戦して下さい。
もしわからないこととか気になることがあれば、聞いてもらえればある程度は応えられると思います。
お気軽に聞いて下さい。相談受け付けます。
はじめてのデグーの飼い方。これを読んでからデグーを迎えに行きましょう。
デグー飼育に必要なケージや餌など10選!これを見ておけば必要なもの揃います。