デグーは放し飼いでストレスフリー?デグーにも飼い主にも危険です。

ソフィ
ソフィ
デグーって犬猫並の知能があるって聞いたけど、放し飼いってしても良いのかな?

 

デグーなどの小動物と暮らして気づけば25年弱。さまざまな動物の生態と触れながら生活してくる中で、この動物では大丈夫だったと思っていた常識が、他の動物だとかんたんに覆ってしまいます。

今回はデグーの飼育で気になる、放し飼いについてです。

デグーの生息地はチリにある広大な山岳地帯であり、本来の活動量はとても広大です。ケージの中だけでは狭いというのは用意に想像できるでしょう。

そこで今回はデグーの放し飼いから、運動不足の解消にまでお話していきます。

 

というわけで今回のテーマはこちら!

・デグーの放し飼いは駄目
・サークルを作って危険を排除した場所で遊ばせよう
・サークルのかんたんな作り方
・時間を決めて部屋んぽをさせることでデグーと仲良くなれる
・どうしても放し飼いがしたい人はこちらを参考に

 

デグーの放し飼いは駄目

デグーの生息地はアンデス山脈で有名なチリの山脈地帯です。非常に広い場所で生息している彼らの生体を考えると、ケージの中で飼育するというのは非常に可愛そうなことのように感じます。

デグーの大きさはどれくらい?餌はなにを食べるの?寿命は?野生の生態に迫ってみる!

さらに知能指数も高く、3才児並みの知能があるということですから、放し飼いができるのではないかという意見もあります。

 

ただ結論から言わせてもらうと放し飼いは基本的にだめです。

 

デグーは何でもかじる

デグーはハムスターなどと同じげっ歯類で、前歯が永遠に伸び続ける生き物です。そのため前歯を酷使するために至るところをかじる習性を持っています。

ですから放し飼いにすることで噛まれては困る家具や電源コードなどをガンガンかじります。

 

デグーによって柱が噛まれてしまった場合、力も強いためかなりえぐれます。その修繕をもし業者に頼むと、費用として2~4万円かかります。

持ち家の方ならため息ついて諦められるかもしれませんが、賃貸物件に住まわれている方は退去の際の修繕費が跳ね上がります。

そしてお気に入りの空気清浄機のケーブルやスマホの充電ケーブルが噛まれてしまえば断裂してしまい使えなくなります。これも修理や買い直しで大きな出費が伴います。

 

ただ充電できなくなったり空気清浄機が使えなくなっただけなら取り返しが付きますが、最悪の場合デグーは感電死です。

自分の不注意で起こった事故ともう帰ってこない家族は、あなたに一生の心の傷を残すでしょう。

 

衛生的に良くない

そしてデグーはトイレを覚えない生き物です。

うさぎやハムスターなどを飼ったことある人はわかると思いますが、彼らは意外と決まった場所にトイレをする習性があります。

 

ただそのつもりでデグーを飼育していてはいけません。デグーはほぼトイレは覚えず、ほぼ出たとこ勝負です。

そして冷蔵庫の裏やテレビ台の裏などに入り込んだとき暗くて安心するのでしょうか、カジュアルにちょろっとしていきます。

 

気づいてすぐ掃除すれば問題ありませんが、暗くて手が届きにくい場所ですし、時間が経ってしまえばおしっこの成分で床の色は変色します。さらに雑菌の繁殖がおこれば衛生面的に悪いです。

 

彼らは脱獄のプロ

放し飼いで非常に怖いのは、彼らは脱出のプロだということです。

近年建築された高気密な家であればほぼ問題ないでしょうが、昔の家だとふすまや扉の隙間など、デグーが外に出ていく環境が整っており、かんたんに外へ出ていってしまいます。

 

そしてもし外に出たらもう帰ってこないと思ってください。

彼らは食物連鎖の下の方にいる生き物ですから、彼らを狙う生き物はたくさんいます。

 

今からする話はちょっとつらい話なので、動物のつらい話が苦手な方は飛ばしてください。

 

僕がまだ小学校の頃、実家でうさぎを買っていました。その家は25年前当時ですでに築50年以上の古い家で、ネズミや虫なども気軽にこんにちはする家です。

そのうさぎは非常に活発で僕も手を焼いていたのですが、ある日僕が小屋の掃除をしている最中に家を飛び出してしまったのです。

その後必死に探しても見つからなかったのですが、翌日近所の野良猫に捕まって耳を引きずられているのを近所の人が発見。すぐに保護してくれたのですが、その日のうちに死んでしまいました。

そう、草食動物は外に出てしまうと1日もちません。

ですから絶対に脱走するような環境を作らないようにしてあげてください。

 

サークルを作って危険を排除した場所で遊ばせよう

放し飼いが危険なことはわかっていただけたでしょうか。

ただそれがわかったところで、現状の狭いケージの中だけではデグーは運動不足です。ストレスを貯めてケージをガリガリし、つらそうで見てられないと思います。

 

そこでデグーの運動不足解消につなげられるのが部屋の中を散歩させる、いわゆる”部屋んぽ”です。

放し飼いと違って常に外に出しておくのではなく、ケーブルや観葉植物、かじられたらまずいものなど危険なものを一切排除した広い空間を作り上げて、そこで遊んでもらうのが良いでしょう。

その部屋んぽを行う上で、一番手軽なのがサークルを作って一番かじられたら駄目なものや危険なものを排除した空間を作ることです。

 

これでケージの中よりもとても広い空間を作ってあげればデグーも非常に楽しく遊べますし、一緒に飼い主さんが入れるようなスペースも作ればリビングでテレビを見ながら一緒にデグーと戯れることができますね。

 

サークルのかんたんな作り方

ではそんな便利なサークルですが、DIYで意外にあっさり作れます。

まずはダイソーなどの100均にいきましょう。そして100均で以下のものを購入します。

・100均に売ってるこんな網

・連結ジョイント

引用元:https://weboo.link

・パズルマット

この3点です。

ここに新聞紙も用意してもらえれば万全です。

 

網や接続の金具はわかるけどマズルマットって必要なの?って思われるかもしれませんが、デグーのおしっこ汚れや前歯による万が一の床へのダメージなどもあります。万全を期すためにこちらのようなフロアマットを床に敷いてあげてください。

これでサークルの準備は完了です。

 

ちなみに今回連結ジョイントが見当たらなかったので、とりあえず組み立てるためにタイラップで代用しました。ただタイラップだとそのうちデグーに噛み切られて危険ですから、基本的に連結ジョイントを必ず使用して下さい。

 

そしてあとはDIYするだけですが、といってもこれらをつなげるだけのかんたんなお仕事です。

 

立派なサークルですね。網6枚分でこれぐらいの広さになります。

 

写真ではなぜか猫が入っていますが、実はこの網目の深さでデグーは簡単にすり抜けていったのです。ということはこの網目を埋めなくてはなりません。

というわけで先程最後に紹介した新聞紙が登場します。

デグーの上りを防ぐために網に新聞紙を巻きましょう。

 

この新聞紙、意外なまでに網にジャストフィットです。

 

あと注意してもらいたいのが、写真の通り網は縦に使ってください。縦じゃないとデグーの脚力でかんたんに飛び越えられてしまいます。

あとは必要な広さに合わせて網の枚数を追加したりしてもらえれば、デグーサークルとして活躍します。

 

DIYが面倒な人や組み上げるのに自身がない人は、サークルの既製品もあります。先程のフロアマットと組み合わせて使用すると、非常にかんたんに環境が整えられます。

 

 

時間を決めて部屋んぽをさせることでデグーと仲良くなれる

サークルを用意することでデグーにとって危険のない安全な空間が確保できます。この空間の中であればデグーは安全ですし、もしかすると放し飼いができると思う方もいるかも知れません。

ただデグーは知能が高いうえに運動能力が優れており、さらに力が非常に強いので、思わぬ行動でサークルを抜け出す場合があります。

 

もしサークルから抜け出してしまえば最初にあったとおり、コードを噛んでしまったり、洗濯物や雑誌の隙間に隠れているところを踏み潰してしまうなど非常に危険です。

部屋んぽの最中はデグーの悪知恵にすぐに対処できるように絶対に目を離さないでおきましょう。

 

それにデグーは賢いですからこの時間になれば外に出られる、飼い主と遊べるなど、時間と条件を覚えます。

限られた時間を一緒に過ごすことでデグーとの関係を深めるのにも良いですし、ケージへの帰りしなにおやつを上げることで、飼い主を「こいついいヤツ」と思いながら素直に帰ってくれるようになるでしょう。

どうしても放し飼いがしたい人はこちらを参考に

部屋んぽで十分なのはわかったけど、どうしてもデグーの放し飼いを実現したいという人はいるでしょうか。

ぼくはこれまでにうさぎやデグーの脱走も経験したことがあり、放し飼いだけはしたことがありませんから助言はできません。

どうしても放し飼いをしてみたいという方は、こちらのブログ記事で放し飼いのお話しをされているので、参考にしてみてください。

https://www.degu-lifestyle.com/entry/2016/11/26/01

 

ケーブルの養生の仕方やケージの拡張など、さまざまなアプローチでデグーの運動不足解消についてお話されています。

 

どんな飼い方が正しいというのははっきり決まっていません。人によってはケージ飼育やサークルを飛び越えて、住居の一室をすべてデグーに与えてしまう人もいますから、飼育法は本当に人それぞれ違います。

ただデグーの幸せを考えることはみんな一緒ですね。

 

よきデグーライフを送りましょう!