
でもどうやって飼えば良いんだろう。エサは何食べるの?
どんなものが必要なのか教えてほしい。
ども、中の人シンジです。
初めてペットを買うとなったとき、どんなものを買い揃えれば良いのか不安になります。
特にデグーのようにまだまだマイナーなペットは特にです。
草食と言っても何食べるかわからないし、どんな入れ物で飼えばいいかもわからない方も多いと思います。
たとえデグー飼育セットみたいなもので一通り揃えたつもりでも、冬場なのにペット用ヒーターがなくて慌てて買いに戻ったりなどとなればとても大変です。
そこで今回は僕が、デグーの飼育に必要な前準備をお話します。
Contents
これだけあれば大丈夫! 飼育に必要なもの10選!
YOUTUBEやブログなど、ネット上で最近話題となってきているデグー。
今回はうちがデグー飼育に使っている用品をご紹介していきます。
その1 ケージ
まず第一にデグーの住むお家であるケージを用意しましょう。
デグーは一見ハムスターのような外見ですから地面にいそうですが、実はとても脚力が強く飛び跳ねまわります。
ですから横に広いのもよいですが、どちらかと言うと縦に広さのあるタイプのケージに住まわせてあげましょう。
ちなみにうちはこれ使ってます。
*サンコーイージーホーム40
金網タイプの他にも大きめの衣装ケースや水槽で飼育という考えもあります。
ただステージを取り付けたりできないので行動に制限が多く、運動不足でストレスが溜まったりしがちです。
さらにデグー特有の匂いもこもりやすく、スキンシップをとろうとしたときにモワッと来て飼い主が苦しみます(経験談)。
ですので密閉系のお家はおすすめしません。
その他のケージ種類について【みんなどうしてる?】デグーにとってちょうど良いケージと活用法をご紹介!にてまとめてありますから、こちらも参考にしてください。
その2 回し車
つぎに用意したいのが、大きめの回し車です。
注意点はひとつです。
デグーは幼体と比べると、大人はかなり体が大きくなります。
子供のサイズで回し車を選んでしまうとどんどん回し車が狭くなっていき、しまいには体が収まりきらず「箱乗り状態」になります。
そんな事態を回避するためにも、デグーには大きめの回し車を用意しましょう。
ちなみにうちのはこれです。
*サイレントホイール21
でもこれじゃあ小さいわけで、こっちのほうがおすすめです。
*サイレントホイールビッグ
小動物を飼う人の中には、回し車は体を挟んで危険だという声もありますが、僕自身は重要な設置物だと考えています。
運動が大好きなデグーは、一日に10kmもの距離を移動すると言われています。
それを代替できるほどの広い部屋で飼ったりケージがある場合はなくてもいいと思いますが、なかなかそうも行かない人が多いと思います。
怪我をしないかもしれませんが、ストレスを貯めてしまえば結局万病の元です。
近年、子供が怪我をするから危険だということで、公園からどんどん遊具が撤去されていきます。
こちらも何かで代用できればいいですが代案もなく撤去するだけですから、結局運動することも減るし、ゲームの世界に行くのも当然です。
ただでさえ娯楽の少ないデグーですから、それぐらいはいれてあげましょう。
デグーに回し車は必要ない?いえ、絶対にあったほうが良いです。
その3 小動物用ヒーター
デグーの健康維持を考えれば、ヒーターは必須です。
デグーのことでwikiを参照するとには、デグーは寒いより暑いほうが弱いとありますが、どうなんでしょうか?
うちのデグーに限っては、10月頃からいつもヒーターに寄り添っています。
ぁあったかいんだからぁ~♪
逆に暑さにはそんなに文句も言わず、元気に飛び回っています。
ですから寒さに強いとかそんな先入観は捨てて、室温が異常に高くなる場合は適時エアコンで空調を、秋・冬には必ず小動物用ヒーターを導入しましょう。
経験的に特に小デグ(小さい頃)は寒さに弱く、突然死してしまうこともあるので必ず導入してください。
うちはひよこ電球のヒーターです。
購入時は高いですが、これ全然球切れしません。
何年持つんだろう?
*7年経過しますがまだ大丈夫です。
その4・5 砂&砂入れ
デグーの健康維持と清潔さを保つために砂浴びも必須です。
デグーはその密集した毛に砂をまぶせることで独特の匂いを消したり脂分を調整したりしますから、砂を入れてあげないとデグーも脂でギトギトになります。
皮膚の病気などの予防にもなるそうなので、これも必ず導入してください。
うちはもともと粒が細かくてたくさん入ってる砂を使ってましたが、デグーはチンチラのように毛が密集しているわけではなく、必要以上に細かい砂は目を傷つける心配もあります。
ですので最近は粒の大きな砂を使うようにしています。
それにこちらのほうが砂の粒が目立つので、掃除も楽です。
そして砂だけではなくデグーが砂の中で暴れても大丈夫なくらいのケースも必要です。
デグーが砂の中に入ると、おもちゃ売り場でおもちゃを買ってもらえない子供が暴れるように浴びます。
さらに体についた砂を体を揺すって振り落とすので、結構飛び散ります。
それこそデグーケージの周りがジャリジャリするほどです。
ですから、中で十分に動けるスペースのあるこれがあれば万全です。
その6 ステージ
ケージの中にはいくつか小さなステージもあったほうが良いです。
ケージ選びの際にお話しましたが、デグーは上下運動が好きです。
シマリスほど軽快な動きはしませんがケージの中を所狭しと駆け回ります。
そんな生き物なので、床面積だけでは運動不足になります。
という訳でステージも一箇所から二箇所ぐらい入れてあげて下さい。
こんなふうにベッドにもなります。
ちなみに家で使ってるのはこれです。
その7 ごはん
デグーのご飯は2種類あり、栄養補助食のペレットと牧草が必要です。
ペットの主食はペレット(固形飼料)というイメージがあると思いますが、デグーやうさぎのような草食動物はあくまで牧草が主食です。
ペレットはあくまで栄養補助食品という立場です。
エサに関しては基本的にお迎えしたペットショップで与えていたものと同じものをあげれば問題ありません。
ちなみにうちのペレットはデグープラスをずっとあげてました。
ただ一時期全くこれを食べなくなった時期があり、そのときに別のエサに切り替えをしたところまたガリガリと勢いよく食べるようになりました。
嗜好性の違いかどうかわかりませんが、そういった好みが出てくる場合もありますから、臨機応変に対応しましょう。
こちらは硬さが通常のペレットよりも当社比2倍の硬さをもつことから、歯の伸び過ぎ防止やデグーの嗜好性の向上に役立っています。
牧草のおすすめは体調管理なども含め、チモシーと言われる種類の牧草をあげておけば間違いありません。
これも小さい頃からの教育が大事で、ペレットとかおやつばかり食べていたデグーは牧草をあまり食べなくなったりより好みをしたりします。
うちに迎えたからには牧草をメインに、ペレットは必要最小限にして与えましょう。
それにしっかり慣れてから、色々おやつなどを上げると良いです。
というよりむしろ最初はペレットをおやつ代わりに渡しても問題ないと思います。
うちの子はそうすることでペレットと牧草しか食べない子になりました。
(キャベツやリンゴなど、一般的なおやつ的なものはなぜかほとんど食べません)
なかなか牧草を食べない理由は他にもあり、嗜好性の問題もあるとは思いますがどちらかというと重要なのはチモシーの香りです。
香りが飛んでしまったチモシーは彼らにとってもおもしろくないらしく、なかなか食べません。
ですのでチャックなどで密封できる入れ物のチモシーを購入すると良いでしょう。
餌の選び方についてはこちらのデグーのおすすめの餌3選!これで餌選びはもう迷わない。やデグーにはチモシーが一番?デグーにおすすめの牧草と食べるようにする3つの方法。詳しく書いてありますので、よろしければご参照ください。
その8 給水器
デグーは結構水飲みますから必ず設置してあげて下さい。
とくにどれが良いということはないですが、注意したいのはデグーのかじる破壊力は絶大だということです。
割り箸をかじり木代わりに与えると10分たたずにごみになります。
うちの”まゆぞー”はほとんどかじらないので大丈夫ですが、まれに給水器すら破壊するならず者がおるそうです。
ですから飲みくちが鉄製のやつなんかを選んだほうが無難かもしれません。
うちもその後6年ほど使ったところでついに給水器の飲み口が崩壊しました。
それに合わせてこの鉄製の給水器にかえています。
その9 新聞紙
ケージの下には敷きものはあったほうがよいです。
うちはイージーホーム40の金網の下に新聞紙を敷いていますが、これなら簡単に捨てられますし、給水・防臭効果もあってほんと万能です。
ケージの金網の隙間からう○こや尿が下に落ちて、掃除の際にはそれを新聞紙に丸めて捨てればいいだけなので、非常に簡単です。
デグーのニオイのほとんどはおしっこですから、ニオイ対策にもまめに掃除してあげましょう。
その10 牧草のフィーダー
デグーの主食である牧草を収めるフィーダーもあったほうが良いです。
床にテキトーに牧草ばらまいておくのもいいですが、糞尿で汚れてすぐ食べなくなりますし、ご飯には専用の食器があったほうがやはり気持ちは良いです。
もともとはかじることも考えて木製のフィーダーを導入したのですが、1000円ほどしたのに1週間も持たずに破壊されてしまいました。
ですのでプラスチック製が無難です。
こんな牧草用のフィーダーを導入しました。
この辺もデグーの性格に合わせてご検討ください。
デグーの飼育をスタートさせるのにかかるトータル金額
デグーの飼育を始めるまでに必要なものをご紹介してきました。
これらの用品をトータルすると20,000~25,000円程かかります。
ここにプラスしてデグー自身の値段も入ってきますから、総額にするとかなりいい値段になります。
でもデグーを迎え入れるときはアドレナリンの影響かそれほど苦じゃないんですが、クレジットカードの明細が来たときに現実を見ますので注意してください。
ちなみにデグーの値段については「デグーを飼いたい!でも値段って気になるよね?」でまとめてあります。
それに元気なデグーを迎えたいというあなたのために「デグーの選びの5つのポイント!後悔しないデグーの迎え方を紹介」でデグーの選び方についてまとめてあります。
もちろんこれからペットと一緒に快適ライフを過ごすのですから、すこしでも快適な環境を提供したいのは当然です。
しかしいきなりこれだけの金額がかかるというのは、さすがに苦しいと感じる人もいるでしょう。
そこで多少は節約できるようなものをご提案します。
節約その一 砂入れ
まずデグー用の砂浴びケースですが、ただの大きなプラケースなのになかなかいい値段しますよね。
もしご家庭に適度な大きさの瓶があればそれで代用することが可能です。
体の小さな小デグの間であれば大きめの瓶で十分だったりします。
ただ半年もあればあっという間に大きくなって入れなくなりますし、結構ダイナミックに浴びますので浅いものではなく、深さのある瓶を使ったほうがいいです。
*奥の方にある瓶ですけどみえます?
もし家庭に空き瓶がなくても、100均でも十分にいいのたくさんありますのでお気に入りの一つを見つけてみて下さい。
ちなみに蓋はそのままデグーの餌皿になります。
節約そのニ 牧草フィーダー
牧草フィーダーも代用品があります。
それがティッシュの空き箱です。
これならほぼどこの家にもあって無料でしょう。
ただ実際にはフィーダーとしてよりも、ここが落ち着くのか中に入って寝たりします。
沈んでますね。
ただ現在家ではこのティッシュのフィーダーは使ってません。
うちのデグーは箱を食べる癖があるようで、これを与えるようになってからご飯をあまり食べなくなるので、健康のことも考え廃止しました。
この辺は適時ご検討ください。
これ以外はあまり節約にならない
他にも節約を考えてみましたが、その他はあまり節約にもなりません。
もし安いものを飼って代用しても、買い直しをすると無駄な出費と感じるものばかりです。
ですからできるだけはじめから揃えたほうが良いです。
それ以外ではステージを一個ずつ設置して、徐々に増やしていくというのも良いでしょう。
工夫してデグーの飼育環境を整えていきましょう。
こんな環境でバッチリ飼育できますよ!
こんな環境でうちのデグーは生活してますが、とても元気で活発です。
病気という病気もほとんどなく、人が近づくとピヨピヨ鳴いて寄ってきます。
最初の投資はなかなかいいお値段がしますが、できるだけケチらずに快適な環境を与えてあげましょう。
【必見】デグーのベビーを迎えたら、必要以上に環境を整えて飼育しよう!